「売る」までが仕事です
[16-01-30]
買取させて頂いた商品は、当たり前ですが、売らないとお金になりません。
それも、より高く買い取りを行うためには、より高く売ることが求められます。
本を一番高く売る方法は何だと思いますか??
やはり時代的にはネット販売ですかね??
それとも、今、話題の爆買いに期待して、中国の方に
売るなんていうのもありですね。
駅の近くなら、電車を利用される方に向けて、本を売るのも
良い方法ですね。
どれも正解です。
正確には、本ごとに、一番高く売れる方法が異なってきます。
これを判断するのも、古本屋としての能力の一つです。
今日は私は、東京の神田市場に本を出品しに行ってきました。
専門店がひしめく神田の市場のほうが、当店が普通に販売するよりも
値段が高くなることが、結構あったりします。
また、当店で売るのに時間がかかりそうな本も
市場で他店にお願いしたりします。
倉庫があふれてしまうと、仕事の能率が落ちてしまいますから・・・
これは、スーパーの見切り売りに近い売り方ですね。
古本屋の能力は、買取に目が向きがちですが、
実は、売り方にこそ、その能力が出てきます。
売り方を知っているからこそ、高く買い取れるんです。
出張買取などを頼まれる際には、
「この本、どうやって売るんですか?」と聞いてみてください。
「ここの文庫本は店頭販売、このセットは、ネット販売、
こっちは厳しめなので、均一に・・・・」など、様々な売り方が出てきたら、
その古本屋さんは、しっかりとした買取価格を出している可能性がぐっと高くなると思います。
画像は、本日市場に持って行った書籍です。キャラバン半分くらいです。
出張買取をお願いしたとき、ネットで売りますとか、店で販売しますとか、